一般的制限値における車両総重量は、20tという制限がありますが、道路の構造や危険防止の観点から、道路管理者によって20tを超えても問題がないとして指定されている道路のことを重さ指定道路と呼びます。
重さ指定道路においては、車両の長さや最遠軸距によって最大で25tまでの車両が通行でき、これは重さ指定道路を通行許可申請なしで通行できる、新規格車の総重量制限に反映されています。
出典:国土交通省 http://www.ktr.mlit.go.jp/road/sinsei/road_sinsei00000009.html
1.総重量の制限が20t
・最遠軸距が5m未満
・車両の長さが9m未満
2.総重量の制限が22t
・最遠軸距が5m以上7m未満で車両の長さが9m以上
・最遠軸距が7m以上で車両の長さが9m以上11m未満
3.総重量の制限が25t
・最遠軸距が7m以上で車両の長さが11m以上
一方、高さ指定道路は、一般制限値の3.8mを超え、4.1mまでの高さの車両を通行可能にする道路で、道路の保全や通行による危険防止に支障がないとして、重さ指定道路と同じく、道路管理者により指定されます。
重さ指定道路と高さ指定道路は、道路網の整備によって年々増加傾向を見せ、平成24年4月には、重さ指定道路が約58,600km、高さ指定道路が45,100km指定されています。