セミトレーラとフルトレーラには、車両制限令によって総重量と長さに特例が設けられています。
総重量の特例は、バン型、タンク型、幌枠型、コンテナ用、自動車運搬用の5車種に限られており、道路の種別と最遠軸距に応じて、総重量の制限が以下のように決まります。
道路種別 | 最遠軸距の範囲 | 制限値 |
高速自動車国道 | 8m≦最遠軸距<9m | 25t |
9m≦最遠軸距<10m | 26t | |
10m≦最遠軸距<11m | 27t | |
11m≦最遠軸距<12m | 29t | |
12m≦最遠軸距<13m | 30t | |
13m≦最遠軸距<14m | 32t | |
14m≦最遠軸距<15m | 33t | |
15m≦最遠軸距<15.5m | 35t | |
15.5m<最遠軸距 | 36t | |
重さ指定道路 | 8m≦最遠軸距<9m | 25t |
9m≦最遠軸距<10m | 26t | |
10m<最遠軸距 | 27t | |
その他の道路 | 8m≦最遠軸距<9m | 24t |
9m≦最遠軸距<10m | 25.5t | |
10m<最遠軸距 | 27t |
※高速自動車国道には、首都高速道路、阪神高速道路、その他の都市高速道路および本州四国連絡橋道路は含まれません。
長さの特例は、適用が高速自動車国道だけで、セミトレーラとフルトレーラで制限値が異なっています。また、貨物が車両の前後にはみ出していない場合の長さです。
セミトレーラ:長さ16.5m
フルトレーラ:長さ18m
一般的制限値(長さ12m)を超え、特例の範囲内の長さに該当する車両でも、特例が高速自動車国道に限られるため、高速道路と一般道路の両方を利用する場合は、一般道路については通行許可が必要になります。